夜の高尾山
今日が休みだったので、昨夜は好きな深夜ラジオ番組(アルコ&ピースのD.C.GARAGEと爆笑問題カーボーイ)を聴きながら1人でドライブをしてたわけです。
ジブリ作品の「耳をすませば」の舞台となった聖蹟桜ヶ丘周辺、とりあえずそこを目的地にでもしようかと。
前に友達がそこへ連れて行ってくれた時に見た、小高い山だか丘からの夜景が綺麗だったのを思い出したので久しぶりに行ってみよう、と。
まーーーーー、方向音痴なわけです僕は。
というより方向感覚は掴めるんだけど脳内で地図を作れない。あまり馴染みがないところなら自宅から自転車で10分くらいのとこへ行くのも迷うくらいです。
それなのに家から全然近くもない聖蹟桜ヶ丘なんかに行こうとしたから着くわけがない。
「カーナビ使ったら負けだ」とか考えてたら結果的に着けなくて違う勝負に負けました。
で、適当に走ってたから目的地に着くわけもなく、だんだんと「高尾」という字が見えてくるようになりまして。
「あーもう高尾山でも行くかー」となったわけでー、あります。
「高尾山のルートのうちに、舗装されていて気軽に登れるものがある」という情報があったので、下はスウェット、上はジャージ、足はサンダルという格好なのに「やってやんよ!この格好でも全然登れっぺ!!」という意気揚々とした気持ちで高尾山方向へ車を走らせました。
高尾山口駅付近に着き、150円/30分の駐車場に「たけーよー」とか思いながら車を停め、登山口へと向かいました。
たまにテレビで見る、高尾山前のお土産屋さん通りみたいなとこ
この時は既に深夜の2時過ぎだったので、当然店は全部締まってるし人通りも人声もあるわけがなく。
ただカエルの鳴き声が凄かった。
僕は虫が好きなので、クワガタだかセミだかみたいなのが飛んでるのを見ながら「うぉー!テンション上がるー!」とか思いながらその通りをてくてくと。
で、この通り自体はそんなに長くはなくて、真っ直ぐ歩いていけば3分もあれば…まぁ5分もあれば通り抜けられます。
そしたら目の前に、かの有名な高尾山のロープウェイ乗り場が現れます。
そこにあった案内板を読み、「ふむ、舗装されたルートは1号路と言うらしい。全長3.8kmで全部歩くと90分くらい……ふむふむ」と確認。
1号路はこの写真で向かって右側に伸びていきます。
なので右側は登る時に使うから見ることになるし、向かって左側の方をちょっとだけ見てみよーっと、と思ってそちらへ歩を進めました。
……。
…………。
逃げてきました。
全速力でさっきの通りを抜けて車に戻りました。
何かがあったわけじゃないです。
ただめっちゃ怖かった。
なんだろう。
山!って感じのルートなので電灯なんか当然ないんですが、真っっっっっ黒な闇がぽっかり覗くような。木のアーチの中に吸い込まれそうな。
そこを覗いた瞬間にゾッとして「あ、なんかやばい」と感じ、一刻も早くここから逃げたいと全力でダッシュ。
なんでサンダルなんだよオレェェェェェェエエエエエエエエエ!!!!!!!!とか思いながら走る走る。
疲れた、歩く。後ろ…誰もいない?大丈夫?
なーんか誰かいそうな、視線を感じるような?
恐る恐る……。
…?
あ、
誰もいない。
車に戻ってもね、安心できないわけですよ。
車の各所ミラーが気になる。怖い。なんか映るんじゃないか。
車内で変な声が聞こえるんじゃないか。
ほあーーーーー、ラジオから流れてくる下ネタがありがたい〜〜〜心のオアシス〜〜〜〜〜
とにかく他の人がいるところに行きたかったので大通りに車を走らせ、結果的になんとか道に迷うことなく家に着くことができました。
いやー、良かった。
山を出てすぐの時は、怖さを紛らわせるためにラジオに反応して超でかい声で1人で喋ってました。この独り言に小さい声で何かしらの反応があったら怖かったですね。そしたらもう動けなかった。
僕ぁね、霊感バリバリの人じゃないので、というか霊感なんてないので、ただ暗闇が怖くなって逃げてきたというだけです。
高尾山にオバケが出るとかそんなことを言いたいんじゃあ全然ないです。
でもゾッとしたんだもん!怖かったんだもん!!
冗談抜きで本当怖かった。
てか行った時刻がガッツリ丑三つ時ですからね、バカですよバカバカ。
あたしゃぁ心に決めたよ心霊スポットなんて絶対行かない。
一応明度だか輝度だかを上げて写真見てみたけど変なの写ってませんよね?
見たら呪われるとかないですよね?
てかそんなのあっても怖いので教えないでください
(∩゚д゚)アーアーきこえなーい
みんな、深夜に1人で山登りしようとする時は気をつけてくれよNA☆